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やのあきこ

アップルストア銀座でのミニライブの余韻で 「PRESTO」を ダウンロード して聴いてみました。 自然体の音楽。軽やかな気持ちにさせてくれる音楽ですね。 デビュー作から「ごはんができたよ」あたりと「Piano Nightly」前後以外の アルバムはじっくり聴いた事が無かったので,今度まとめてきいてみようかなあ。

STURM UND DRANG!!!

                                           大沢楽隊「疾風怒濤!!!」 例えば, 篠田昌已 「東京チンドンVOL.1」のような 統制されたプロフェッショナルな「チンドン」ではなく,かといって 「ソウルフラワーモノノケサミット 」のような,同時代的なものでもなく, 大衆音楽としての「ジンタ」をそのまま演奏しているから得られた音。 統制されていないうねるリズムに合わせて(!),一斉に奏される クラリネット,トランペット,トロンボーンのカオス感! このインパクトはなんなんでしょうか...。 ”ドドレミ”等,大正以後の時代を経てきたレパートリーに至っては, 元の楽曲名さえ判らず,当然譜面なんか有りません。 にも関わらず,切っ掛けの音が出た後は「なにものかの曲」に成っている訳です。 郷愁を誘われる方もいらっしゃる「音」なんでしょうけど, 僕にとっては「新しい刺激的な音」でした。 但し,この音楽は民族音楽でも,伝統芸能でも有りません。 身近な,どこにでもありふれた生活に根ざした音だった筈です。 それを「研究者がフィールドワークで収集した音」を聴くような感覚で 聴いている,自分の足許の覚束無さを再認識させられた事のみならず, 能動的に聴く事で,なんか視野が拡がったような気がしてきましたから, 不思議な魅力を持った音なんでしょうね。

石巻市北村・農民バンド「大沢楽隊」

労働歌。チンドン。ロマ。フォルクローレ。 こんな属性を含む音楽に,つよく魅かれている身としては, 出身地に近いと云う地理的な関係からも,とても気になる存在を知った。 早速amazonで注文。どんな「おと」を聴かせてくれるのだろうか。 以下「三陸河北新報社」のニュースソースの抜粋。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■懐かしの「ジンタ」に注目 2005.11.11 石巻市北村・農民バンド「大沢楽隊」 CD全国発売 初回売り切れ/  石巻市北村大沢の農民バンド「大沢楽隊」のCD「疾風怒濤!!」が 東京のオフノートから全国発売され、話題を呼んでいる。 楽隊の得意とする古風なブラス音楽「ジンタ」を演奏できる バンドの存在が全国にほとんどなくなったため、 物珍しさや懐かしさから聞いてみたくなる人が増えているらしい。 既に初回制作した一千枚を売り切ったといい、 CDの配給会社は「この種のCDとしては、かなりの売れ行き」と驚いている。  CD制作に向け録音したのは二〇〇三年七月初め。 旧河南町の北村地区にも大きな被害をもたらした宮城県連続地震の前だった。 その後、地震の騒動などがあり、楽隊のリーダー渡辺喜一さん(八〇)は 「録音したことも忘れていた」と苦笑。二年を経て日の目を見たことを喜んでいる。  大沢楽隊はクラリネット担当の渡辺さんをはじめ、 トランペット、トロンボーン、ゴロス(大太鼓)、ケース(小太鼓)の五人編成。 メンバーは七十−八十代と高齢になり、大沢地区の隣の涌谷町からも加わっている。  ジンタは「ジンタッタ、ジンタッタ」と奏でるワルツから命名された。 「疾風怒濤!!」には、地域の運動会やお祭りなどで演奏した ジンタの神髄とも言うべき十九曲を収録。 大正末期から伝統芸能のようにして引き継いできた大衆音楽の集大成となっている。  CDのジャケット写真は、北村地区の黄金色に染まる小麦畑を バックにしたブレザー姿の五人。農民バンドらしいたたずまいが強く印象に残る。  収録時にトロンボーンを担当していたメンバー最古参だった中塩富夫さんが昨年四月、 八十二歳で死去(現在はサックスが補充)。「完成したCDを見届けられなかったが、 奥さんが仏前で毎朝CDをかけていると聞いた。いい供養になったと思う」と渡辺さんは言う。  ぶっつけ本番で収録した呼吸が

レオナルド・ダ・ヴィンチ展

終了間際に招待券を頂いたので,急いで森ビル迄見に行きました。 「 レスター手稿 」を含め貴重なスケッチ等を見る事が出来た為, 満足度は高かったです。まあ例によって照明はとても暗くて はっきりと詳細を確認出来た訳では無いのですが,普段は ネット上のデータか,画集等で「確認」する事しか出来ないものですからね。