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ガレオン

大海の海原に漕ぎだすには足許が覚束ない。 自分の言葉を信じ乍らも、 共通認識を得る術を持てない。 そんな人にとっては足場となる船が必要だ。 木地 雅映子「 氷の海のガレオン/オルタ 」 未だに己の言葉で話す事が出来ない。 そんな心の渕に、染み渡った。

ナイロビの蜂

フェルナンド・メイレレスが描いた事で 第三世界の視座を持ったル・カレのサスペンス映画。 ”ファベーラ”を活写したその手腕は、 ”キベラ”の描写に於いても、更に冴え渡っていた。 富の象徴としての歓待施設からカメラがパンして、 線路の枕木を捉え、そのままスラムを捉えていく。 その瞬間の鮮やかさと云ったら!