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「疎外と叛逆ーーガルシア・マルケスとバルガス・ジョサの対話」

「疎外と叛逆ーーガルシア・マルケスとバルガス・ジョサの対話」 単行本:  172ページ 出版社:  水声社 (2014/3/31) 発売日:  2014/3/31  ラテンアメリカ文学好きには避けては通れない二人の作家の対談(マルケスがインタビュー対象)、リョサによるマルケス論、「都会と犬ども」を上梓後、「緑の家」を執筆している時期のリョサへのインタビュー。そして興味深い訳者のあとがき。  マルケスが「百年の孤独」で時の人となっていた時期の対談であり、 ”話題の書”を巡り、マルケスの過去遍歴、物語の発露、構成、文章など、 目まぐるしく話題が移り変わる様が刺激的です。  いわゆる評論家然とした、解体作業的な誘導質問では無く、 純粋に「同じ作家」の立場から、その創作過程への興味が伺えるリョサの問いに対して、 飄々と解釈に迷う答えを返すマルケスが面白いですね。  当時のラテンアメリカの文壇界の版図、 構成に関する知識に乏しい為、 ”文壇は存在しない”と云った表現になんとも云えない引っ掛かりを覚えましたが、 このあたりはきちんとした知識体系を組み立ててから考えてみなければいけませんね。

忘れそうな事と覚え書き

昨年夏から始めた平日昼間の仕事に圧迫されて 従来の仕事に迄支障をきたすようになってしまった。 にも関わらずそれだけでは従来の半分以下の収入である。 併せて自分の立ち位置としては疑問を抱かざるおえない負担。 補填の為に家で出来る仕事も増やした。 今年にはいってから全く休みを取っていない。 さすがにこれでは自分の身が持たないので、 従来からの、つまり自分の有り様を規定し得る部分を残す事に決めた。 ここも再開する事にする。 ■ 児童文学館廃止案について、    大阪府議の皆さんにメールを出しました 〔宮本大人のミヤモメモ〕    公共施設としての図書館や資料館に足繁く通う立場の者として。  常時の一次的な情報源としては  紙媒体やアナログな手段の優先度は減じているのは確かですが、  資料を誰もが閲覧出来る公共の場の有用性や、  なにより”触れる”事で得られる体験迄蔑ろにしてはいけない。  資料を保管(死蔵)するだけの倉庫とは違うんだから。  

モカ分が足りない。その他

私の生活の幾分かは珈琲により成り立っており、 その珈琲分の中でも大きな割合を占めているモカ分が最近不足しがち。 自家焙煎の店を巡る憩いのひとときはモカを巡る探索に成り代わっている。 最近お気に入りの「澁谷コーヒー」にて発見した時は嬉しかったよ。 取り敢えずモカ分を補給した事で日々のモチベーションの減退にも 耐えられそうな気がしてきたよ。モカあれかしモカモカよ。 先週は神保町の「神田古本まつり」でいろんな素描集を購入して、 都電に乗って大学祭に湧く商店街の中に在る 「まほうつかいの弟子」で”みそ”パスタを食して、 その足で高田馬場迄歩き、電車を使い池袋に移動し友人と飲みが入り、 果たして自業自得な予定以上の散財具合で、由って故に、 今週以降の休みはおとなしくしく部屋で珈琲を飲み乍ら 積まれ始めた未読の山を崩す事に時間を費やすのであります。 とりあえず今週末の休日は野崎孝版と柴田元幸版の 「ナイン・ストーリーズ」の読み比べから始めよう。

ボウイ

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パンメローディアム・ポルカ

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”パンメローディアム・ポルカ” 「ディファレンス・エンジン」の終章に登場した散文詩のタイトル 妙に語感が良くて気に入っていた。 同様の感慨を抱くに至った人は居ないものかと。

クラバート

2007年公開予定との情報から時間が経ち、 すっかり忘れていたのですが、 ようやく完成したようですね。 ▼ CIA☆こちら映画中央情報局です ▼ KRABAT UNION このトレイラーの印象としては、 原作を知らないとハリー・ポッターの 二番煎じ的な印象を持ってしまうかも。 なんとも破天荒で魅力的だった『大どろぼうホッツェンプロッツ』 ”ザワークラフトとソーセージの組み合わせは 果てしなく旨いものに違いない” そんな確信を、小学生の時分に刷り込まれたものです。 (其れ程迄に旨そうに描写されているのです) その同じ作者の作品として買ってもらったのが『クラバート』でした。 これは児童文学ですが、怖い、とにかく怖い。 政治的な暗喩だとか諸々の事は後に知りますが、 初めて読んだときは、この、 抑圧された逃げ場の無い設定が本当に怖かった。 全体的に色彩の乏しい暗い印象に支配されていて...。 とは云え、自由への渇望が実現した瞬間の解放感や 読後感の尾の引きようは、他の児童文学では中々味わえないものです。 だから、この作品にもそう云った暗い質感が 再現されている事を期待してしまうのですね。

ハローサマー、グッドバイ

” 究極映像研究所 ”で紹介されていた マイクル・コーニイ著『ハローサマー、グッドバイ』の 新訳版 を購入、一気に読んでしまった。 サンリオ版は現在手許に無いので比較出来ませんが、 原語のニュアンスを巧みに置き換えた素晴らしい翻訳だと思います。 SFと云う枠組の中に於ける ”屈指の青春恋愛もの”と云う惹句は伊達じゃない。 終末に至る諦観極まる展開と、最終頁の希望のありよう。 ううん、この読後感。心地よい余韻。素晴らしい。 表紙も、とってもいい。 この感じ、何処かで見たことあるような気がしていたのですが、 角川から出ている星新一の文庫や、米澤穂信の作品の表紙とかを 描いている方だったのですね。 最終頁の余韻を以て眺め、更にいい表紙と思った次第。 ▼ 渋皮栗 そして、この作品が売れれば続編の刊行、 更に『ブロントメク!』の復刊への可能性も。 売れれば良いなあ。

児童文学館と云う存在

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情報メディアに於ける行動力溢れ憤る高志アピールの様子に、 心障りな、微妙な心証を感じては居た訳ですが、 文化的なものも一緒くたの十把一絡げ容赦なし、ですか。 私は大阪国際児童文学館は存続させるべきだと思います。 低く奏されている音も、共鳴し合い紡がれる事で大きな響きとなるものです。 ▼ 大阪国際児童文学館存続のためのお願い!!

黄色の背表紙

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菜の花を見ると、 司馬遼太郎の「菜の花の沖」の文庫の 黄色の背表紙が想起されるのであります。

クロームの空

たゆたう空電の縺れの隙間を埋め尽くす 密なる漆黒の空を想起させる椋鳥の群。 TVモニタの空きチャンネルのような灰色の空に 眩惑と戸惑いを与えられてから随分経ったなあ。 今迄幾度も立ち消えになった訳だけれども 映画化の話に期待はしてしまうのであります。

ざわわ

天気が良いからって、 何も裸足で浜辺迄来なくても良いじゃないか。 ざわざわした予感が素足に纏わりついて離れない。 ▼ 足穂拾遺物語 本屋で買うべきかどうか逡巡した事を後悔。 郡 淳一郎さんのこの本に対する想念を綴った文章たるや。 お金が入ったら購入しよう。

健忘録:0803-2

「2001年宇宙の旅」やその他気になったスクリプト。 Blade Runner (1982) ▼ Draft script. July 24, 1980. ▼ Final script. February 23, 1981. ■ Final script. February 23, 1981.Transcript by Brian Silverman. 2001: A Space Odyssey (1968) ▼ Revised draft, 12/14/65. Alien 3 (1992) ▼ Revised first draft (William Gibson) 「ノーカントリー」も探してみたけど未だ有りませんね。 原作を読んだりして(それとなく構えて)観た事もあり、 もろもろ消化不良にはならずに鑑賞出来ましたが、 ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 の解説でナルホド、と。 それにしても、この中途半端なカタカタ邦題はなんだろう。 「血と暴力の国」でいいじゃないか。 ■ チベットを知るために ■ PENTAX 150SDP 」にデジカメを連結して人物撮影   [GIGAZINE] ■ スタジオジブリ・レイアウト展

やぐら

俯き加減に歩くのがしんどくなってきた。 なんと云うか、しんどさに慣れてきたのがしんどい。 ほうら、今度はすこしぐらついた。 ぐらついている事を愉しんでいると、 高く高く聳える櫓が視界の片隅に侵入してきた。 ぐらついている事に飽いた事もあり、新たな愉しみを見失うまいと、 ぐらつきふらつき俯き乍ら、櫓迄近づいて様子を伺う事にした。 茄子田座のからくり人形が、似非新劇の流れの傍流に呑まれて誕生した ”覗かれ部屋”を改良した”素体踊り専門の劇団”の巡業が行われているらしい。 半年ばかり、この公演を観る為に通い詰めていると云う 家族連れらしき年齢不詳の男性によれば、毎回持参した金銭を 丁度一銭上回る観劇料の値上げが為され、一度も入場出来ておらず、 どのような公演が行われているのか皆目見当がつかないのだそうだ。 興行主を詰問した所、興行協力者としてなら入場可能との事。 どうすればいいかと問えば、山車からくりの脚として、 子供を差し出すよう求められたのだそうだ。 脚とは子供の人足の事か。   いやいやお子さんが欲しいんです。 それは無理だが一日位なら。   いやいや一生ですよ。 それは無理だが脚の一本位で満足頂けないものか。   いやいや最低でも二本ですな。 それは無理だが腕ならどうだろうか。   いやいや腕だけ頂いても山車の脚にはなりませんから。 それは無理だが.......それも無理だが、 それや  あれや  喧々囂々。 そも、”山車からくりの脚”とは何ぞや。   ”山車からくりの脚”ですよ。   傀儡はぜんまいと糸で動いておりますが、   山車からくりの脚は人様でないといけませんから。 ならば私では駄目なのか。   大人は直ぐ壊れてしまいますからねぇ。いけませんねぇ。 かくも無為な時間と、禅問答の様相。 これは駄目だと、さすがに諦めてしまったらしい。 仕様が無いので、連日、前日よりも多くの金銭を持寄り、 観劇料の上昇に打ち克つ日を夢見ているのだそうだ。 結局のところ、どのような興行が行われているのか。 盲目的にこの場所に人が集まっているだけではないのか。 人が先で、後から櫓が建てられたのかもしれない。 いたたまれなくなり、その場を急く、立ち去る事にした。

オライリーもどき

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うたい手として。

すべての理を捨て某かを為す。 未映子、いや今は芥川賞作家「川上未映子」、ですか。 HPの文章に惹かれてアルバムを購入し、 ミュージシャンとしての魅力も感じ、 特に「頭の中と世界の結婚」、 このアルバムが余りに素晴らしかった為、 (改名前の1st等の方が迫力は有りますが、 うたいてとして、詩人としての表現力が!) ”歌手”としての活躍を期待していたのですが、 形はどうあれ、彼女の”詩世界”が評価された訳で、 いちファンとして素直に応援していきたいのであります。 高校生の頃は「相沢友子」が好きでした。 この方はアルバムを4枚出したっきり、 ドラマの脚本家として有名になり、 音楽活動はしなくなってしまいました。 うたい手としての表現から始めたけれども、 パーソナルな面で一番自分を表現出来たのは”詩”、 ”文学”と云った側面だったのでしょうか。 ともあれ「川上未映子」としてだけでは無く、 「未映子」としての活躍も期待していきたいのであります。

この世界の片隅に

漫画雑誌を殆ど読まない為、 単行本を楽しみにしてました。 今私が最も好きな漫画家を挙げろと云われたら 迷わずこうの史代さんの名前を挙げる事でしょう。 中でも岡本一平の「隣組」を モチーフにした リズム感の有る話が素晴らしかった。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「 隣組 」 岡本一平  作詞 飯田信夫 作曲 徳山璉 歌 (昭和15年) 一番 とんとん とんからりと 隣組 格子を開ければ 顔なじみ  廻して頂戴 回覧板 知らせられたり 知らせたり 二番 とんとん とんからりと 隣組 あれこれ面倒 味噌醤油  ご飯の炊き方 垣根越し 教えられたり 教えたり 三番 とんとん とんからりと 隣組  地震や雷 火事どろぼう   互いに役立つ 用心棒 助けられたり 助けたり 四番 とんとん とんからりと 隣組 何軒あろうと 一所帯  こころは一つの 屋根の月 纏められたり  纏めたり ------------------------------------------------------------------------------------------------------ ”ご飯の炊き方 垣根越し” このコマからがとても秀逸です。 ”地震や 雷 火事 どろぼう” このくだり、そして最後の ”まとめたり” の落とし方といい、 歌詞と絵の対比がさすがです。 このエピソードのように、 従来の作者の持ち味と 「夕凪〜」の構築美を 掛け合わせたような作風ですね。 ■ 楠公飯 不味いんでしょうね。これは。 量だけは相当増えるらしいですが。 ▼ 昭和館 この炊き方が描かれているエピソードは 「 さんさん録 」を描いた作者だからこそ。 何度も何度も再読するに耐えうる強度の作品です。 これから何度も読み返す事でしょう。 ▼ Web漫画アクション – 作品紹介 :この世界の片隅に

健忘録:冷血

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健忘録:Alice In Wonderland

 Alice In Wonderland (1903)  : Alice’s Videos in Wonderland  : ウィキペディア 演出とか映画的技法に関しては 見るべきところはないけれども、 こう、なんというか”映画”と云う表現 そのものが驚きで有った事への憧憬。

Spook Country

現在手に入れる事が出来るガジェットや、 顕在化している現象のみを基に SFに近似のフィクションを構築して見せた 「 パターン・レコグニション 」の続編。 新刊出版に伴う朗読会、質疑応答が ヴァーチャル空間にて行われるとは、 10年前には想像しか出来なかったなあ。 ■ Answers from William Gibson in cyberspace ■ Answers from William Gibson in cyberspace part II

ザ・ワールド・イズ・マイン

町山智浩さんのポッドキャストで 再販されていた事を知って、 今回のBSマンガ夜話を観て..。 久方振りに読みたくなった。 ■ 『ザ・ワールド・イズ・マイン』「夏目の目」のレジュメ