Andrew Lloyd Webber

映画「The Phantom Of The Opera
オリジナルキャストの「Jesus Christ SuperStar」。
アランパーカーの「EVITA」も。

久方ぶりに聴くと,やっぱりいいなあ。

全国を劇団員として巡業している時に,
移動中の車内で掛かっていた「The Phantom Of The Opera」,
「ダウンタウン物語」以降も優れた音楽映画を制作している
Alan Parkerの秀作「EVITA」,そして十年来何度も見ている
映画版「Jesus Christ SuperStar」

どちらかと云えば,ブロードウェイミュージカルとしてでは無く,
”映画”音楽として接してきたAndrew Lloyd Webberの音楽ですが,
まとめて聴いていくとやっぱり「Jesus Christ SuperStar」が一番好きですね。
その中でもDeepPurpleのIan Gillan等HR畑のメンバーによる
荒々しい,けれど情熱的なオリジナルキャスト版が好きです。
映画版のキャストの方が巧いんですけどね。

The Phantom Of The Opera は舞台版は好きですが,
映画版は音楽以外微妙でした。
映画版は,それぞれのキャストが熱演していると云うのに,
豪華な背景を含めた全体を俯瞰してとらえる事に
熱心なカメラワークのせいで,曲の意図,
登場人物の心理等の表現に失敗している気がします。
映画なんだから,在る意味説明的な意図を含んだカメラワークをしても
よかったんじゃないでしょうか。
舞台は,観客が視線を自由に移動して注視ポイントを持てるけれども,
舞台と同じような空間設計が為されたセットで
全体をとらえるカメラワークにする事で
面白くなるタイプの作品では無かったと思う。

とても惜しい映画でしたけど,重厚な音楽のアレンジと,
感情ほとばしるGerard Butlerのヘタウマ?なボーカルは素晴らしかった。

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