四月二日

なんと云いますか、
形容しがたい衝動に駆られて
一心不乱に物事を為す事が有ります。

特に只今現在、実際的にどうもこうも無く、
全くもって、本当に、限りなく時間が無い状況にある時などは。

衝動を切り崩し、切り開き、咀嚼し、
再び並べ直してゆくうちに、その核たる事象に行き着き、
再び薇を巻き直し、くうるりくるりと廻り乍ら、
轍を踏まぬよう、ゆっくりと近付いていくのです。
出来る限り近づいたら、
ありなしたるそれに、そぅっと触れてゆきます。

そしてゆっくりと、殻を割らぬよう、
気取られぬよう、その衝動の発現を掬い取るのです。

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