映画についての雑感


■ 伏線を投げ出し、タイトルの意味が無くなる終局を
 迎えた事でなんじゃそりゃあと叫びたくなり、
 何とも云えぬ倦怠感と違和感を得る事が出来た。
 冒頭から本編3分の2迄を観て劇場を飛び出すんだった。
 このビジュアルイメージは素晴らしいんだよ。
 中盤の伏線の張り方はどう見ても
 原作の現代的解釈に帰結する事を期待させるものだった。
 それが周到なマーケティングリサーチの結果か、
 あのような全くもって面白みの無い流れになるとは。

■ ラッセル・マルケイがいまいち復活しきれなかった。
  ボーンさんのように面白さを維持していくのは難しい。
■ 28週後は28年後にまで至らない事を期待しよう。

▼ 「裁かるゝ赤電話(ないしは無機物)」
  これだ。ひたすら電話のアップで話を進めるのだ。

■ 自分のコンテを見ていたら眠くなったので
「ゼイリブ」を十年振りくらいに観る。
 中盤の殴り合いのシーン。
 もっとだらだらと続くような印象が有ったが
 全然短かった。これは編集が巧いんだ。
 成功の要因としてジョン・カーペンターは
 ”パナグライド・キャメラ”を使用した事を挙げているが
 何故それが成功の要因なのか判らない。
 ネットで検索しても自分が読んだ本の抜粋をしている
 情報サイトしか挙ってこない。
 →ジャイロスコープ内蔵との事で、ナルホド。

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