ハローサマー、グッドバイ


究極映像研究所”で紹介されていた
マイクル・コーニイ著『ハローサマー、グッドバイ』の
新訳版を購入、一気に読んでしまった。

サンリオ版は現在手許に無いので比較出来ませんが、
原語のニュアンスを巧みに置き換えた素晴らしい翻訳だと思います。

SFと云う枠組の中に於ける
”屈指の青春恋愛もの”と云う惹句は伊達じゃない。
終末に至る諦観極まる展開と、最終頁の希望のありよう。
ううん、この読後感。心地よい余韻。素晴らしい。

表紙も、とってもいい。
この感じ、何処かで見たことあるような気がしていたのですが、
角川から出ている星新一の文庫や、米澤穂信の作品の表紙とかを
描いている方だったのですね。
最終頁の余韻を以て眺め、更にいい表紙と思った次第。

渋皮栗

そして、この作品が売れれば続編の刊行、
更に『ブロントメク!』の復刊への可能性も。
売れれば良いなあ。

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