なんと云いますか、 形容しがたい衝動に駆られて 一心不乱に物事を為す事が有ります。 特に只今現在、実際的にどうもこうも無く、 全くもって、本当に、限りなく時間が無い状況にある時などは。 衝動を切り崩し、切り開き、咀嚼し、 再び並べ直してゆくうちに、その核たる事象に行き着き、 再び薇を巻き直し、くうるりくるりと廻り乍ら、 轍を踏まぬよう、ゆっくりと近付いていくのです。 出来る限り近づいたら、 ありなしたるそれに、そぅっと触れてゆきます。 そしてゆっくりと、殻を割らぬよう、 気取られぬよう、その衝動の発現を掬い取るのです。