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ガレオン

大海の海原に漕ぎだすには足許が覚束ない。 自分の言葉を信じ乍らも、 共通認識を得る術を持てない。 そんな人にとっては足場となる船が必要だ。 木地 雅映子「 氷の海のガレオン/オルタ 」 未だに己の言葉で話す事が出来ない。 そんな心の渕に、染み渡った。

ナイロビの蜂

フェルナンド・メイレレスが描いた事で 第三世界の視座を持ったル・カレのサスペンス映画。 ”ファベーラ”を活写したその手腕は、 ”キベラ”の描写に於いても、更に冴え渡っていた。 富の象徴としての歓待施設からカメラがパンして、 線路の枕木を捉え、そのままスラムを捉えていく。 その瞬間の鮮やかさと云ったら!

心雑音

滑空する。 目指していた場所迄辿り着くものの, ふと自分の喉頭に違和感を感じる。 自分の体の中を飛び回っていたようだ。 引き返し,路程を組み直す事にしよう。 ////・・.. 最近自分の心雑音について説明する機会が 有ったため,狭窄症について検索していた所, こんなブログを見つけました。 ・ 心臓の手術の体験記

無題

なにかがふっ,と 抜け出たような気がした。 在るべき場所には, 透いた喧噪だけが残った。

無題

やなか珈琲店で ブルマンブレンド300g購入し, 本屋で「’06立花隆ゼミの小冊子 SCI note」 購入し,スーパーで水を買って帰宅。 フリーペーパーの類いが好きです。 発行者の顔が見えるものが有るから。 大半の情報をWEBから得ている今でも 見つけると思わず手に取ってしまう。 これなんか,早く復刊してほしいなあ。 http://pct_web.tripod.com/

指一本で倒されるだろう

秋山羊子のデビューアルバムの表題曲。 君に伝えたくてずっと 叫び続けてきたんだけど ちっとも届かないのは 立ってる場所が安全だから 僕が望めばいつだって 危険な場所に立てるはずさ だけど恐くてたまらないんだ 指一本で倒されるだろう

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転写された風景。 鏡に映った風景。 忘れないように,深呼吸。

すすむ

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立つ 歩く 寝る 座る 立ち上がる 歩き始める 眠る しゃがむ 立ち止まる 歩みを止める 惰眠を貪る 座り込む 走り出す 足許を確認する 夢を写す 線を引く

境界線

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「ホテル・ルワンダ」 恣意的な境界線に 何れだけの事柄や事象が 翻弄されてきたんだろうか。 思惟を以て意図的に為された結果ならまだしも。 なんとなくクストリッツァの 「ライフ・イズ・ミラクル」が観たくなった。

帰郷

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2日間で60分の素材映像を摂りました。 メディアテークでの短編映画際, 定禅寺ジャズフェスティバル, ふたつとも来週開催。ちょっと残念。 柴田郡にあんな場所が 有るなんて知らなかった。 樹齢六百年と言われている「鶴の松」や 胡桃の転がっていた小径に趣きあり。 湿原の草原をパンして撮ったらいい絵が撮れました。 植木屋に連れて行かれた「さわき」は 地元の方には有名な場所なんだとか。 八木山団地のように,急勾配な斜景が沢山有る場所は, 縦移動の構図で画面を展開させれば面白いかもしれない。

ブレーカー

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水が出ません。復旧は明日以降だそうです。 大家さんからミネラルウォーター 2L入りペットボトル計6本を頂きました。 実家から送って頂いたミネラルウォーターと 比較してみようと思います。 仕方が無いので,久方振りに一番近い銭湯に行った所, 7月一杯で半世紀の歴史に幕を下ろしていらっしゃり, コインランドリーのみ8月一杯は稼働との事で, 洗濯物を放り込んで,第二候補のちょっと遠い銭湯へ。 部屋に戻りコーヒー入れ乍ら気付いたのですが, トイレはタンクに有る一回分しか水が流れないんですね。 初めて中国に行った時も,水には難儀しましたが, ガスが出ない,電気が止まった,と云った状況とは 比べ物にならない位,水が出ないと云う状況は大変なものです。

水没

舞台用に造っていた水槽が決壊した事で, 床に置いていた機材,資料が水没。 電子機器で水没したのは携帯位で済んだものの, 図書館でコピーした資料が全滅しました。 鬱な気分を引き摺っていたもんで, 部屋で夕食作る気分ではなく 「キッチン南海」でカツカレーを食し, そのまま神田方面へと足を延ばし 「やなか珈琲店」でコロンビアウイラSPを 400グラム購入して帰宅。 購入したけど聞いてなかったピアソラの「WOE」 を聞き乍ら珈琲飲んで今日は終了。

コンポジット合成のなんたるや

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この手のアプリの初心者と云う訳では無いものの, 日本語のドキュメントが殆どない英語のアプリですから, なんとなくいじって楽しい時期を過ぎて, マニュアルを辞書片手に読み解く苦痛な時期がやって参りました。 併せて,舞台照明等に偏った知識体系の整理と, 画像コンバートの知識の欠落がもう致命的で....。 まあ,自分に足りない部分を補完していくのは愉しいので, なんとかなるのでしょう。たぶん。

デラシネ・チンドン

LOROSAE MON AMOURも素晴らしかったソウルフラワーユニオン。 「うた」を紡ぐ存在としては本体以上の求心力が有る モノノケサミット9年ぶりの,しかも初のスタジオ録音最新作。 もうこればっか聞いてます。 労働歌や,大衆歌謡,演歌が 地に足が付いた説得力あるものとして提示されています。 とは云え基本的に,歴史再考とか, 政治がどうとか関係なく楽しいアルバムなのが嬉しかった。

JON OLIVA'S PAIN

JON OLIVA'S PAIN の1stを今更乍ら聞きました。 SAVATAGEでは出来ない事をやっている ソロワーク的な位置づけなんでしょうが, この声と音像から想起されるのはSAVATAGEそのもの。 すばらしいい。 思わず,在りし日のクリップを探してしまいました。 Gutter Ballet when the crowds are gone Hall of the Mountain King
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交わる線は見えているのに 突端に腰を掛けて 眺望するだけで。

それとなく

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かつて存在した国 と, 承認を待っている国 。

LIVING WITH WAR

記憶が喚起される音,匂い,色。 しゅんと靄のように立ち現れる とりとめのない感覚を考えている。

黒木和雄監督

                     ご冥福をお祈り致します。

Stanislaw Lem 1921-2006

貴方には多大なる影響を受けました。 ご冥福をお祈り申し上げます。

まわる

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ユーゴ

「映画『アンダーグラウンド』を観ましたか?   ユーゴスラヴィアの崩壊を考える」 個人的には今迄観た映画の中で最も影響を受けた作品。 混沌としたユーゴ史をクストリッツァの映画作品を軸に 眺望するには、あまりにページが足りませんでしたね。

境界

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ほうとうむし

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無題

携帯キャリアの移行は初めてでしたが, 電話番号,メールアドレスもそのままで助かりました。 「着うた」はともかく,フルブラウザやGPS, FMラジオの機能は重宝しそうです。 こうの文代「 さんさん録 」 あぁ、なんて巧いんだろう。 スルメのような漫画です。
オーネット・コールマンのチケットが来た。 Robert Johnson「The Complete Recordings」 咀嚼するには時間がかかりそうです。

音楽の良い映画が好きです。

「 ザ・エージェント 」 エンディングが「風に吹かれて」ですか。 キャメロン・クロウの選曲センスはいいなあ

衝動

                                         手持ち無沙汰な傘が 八の字に廻って日が暮れた。 手持ち無沙汰に傘を くるり廻して家路についた。 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 暴力への衝動、渇望。 この人の映画から感じる「痛さ」は 表層をなぞるだけの「痛み」とは違い 本質的な部分を突いてくる。

言葉のちから

こよりとりんばんしゃん もっけのぱ るんばんしゃん しゃんしゃんしゃん

八本脚の蝶

初めて HP に辿り着いた日に、 数時間掛けて全てのテキストを読んだ。 相通ずる部分が多くて感情を揺さぶられた。 その時の感情が表出する事はなかったが、 紙に印刷された時点で、彼女は「物語られる」存在になった。

クロサワ

オーネット・コールマンのライブチケットが未だ来ない...。 都築政昭「 黒沢明と七人の侍 」 ”東洋”の「クロサワ」からジョン・フォード等と並ぶ ”語り手”としての「クロサワ」への受容の変遷を 分かりやすく整理させてくれました。

RADEON X800XT AGP MAC EDTION

Motion の動作がきびきびとしてきました。 HD画像がスムーズに動きます。 DOOM3 がようやくまともな画質でプレイできます。 Halo なんかとても軽くなりました。 Shadeのレンダリング速度があんまり変わりません。 アドビ系のアプリもあんまり変わらないなぁ。 AGPのMac対応グラフィックボードは もう出そうにないので、まあ必要な出費と思おう。

電気用品安全法(PSE法)

ゆとりがなくなってゆく。

I Remember Now

QUEENSRYCHE「 OPERATION MINDCRIME 」 ” 2 ”が出る前に再び聞き込もうと思い購入。 旧盤の西森マリーの超訳とも広瀬和生の文学的意訳とも 違うストーリーラインに沿った訳が良かった。 音は旧盤が手許に無いので比較できませんが、十分抜けの良い音かと。 旧ライナーノーツでの伊藤政則による 包括的カルチャー論的なものを読んで (「マックスヘッドルーム」等を挙げたりしてましたね) ストーリーの根幹を”ギブスン的な世界観”に 読み替えて聞いていましたが、よく歌詞を読むと 結構普通の話なんですね。それでもやっぱり素晴らしい作品です。

東京ランダムウォーク

東京ランダムウォーク神田店が今日で閉店した。 思えば2Fが無くなってから,建物の老朽化が 顕在化していたんだろうなあ。 2階はとてもいい雰囲気で好きだったんですが、 床が体重で沈みそうだなぁ......。などと 思っていたら案の定無くなってしまい、 絵本とか安い画集、洋カレンダーの類いが 一階のスペースを占有し始め、 これはこれでいいかなぁ、と思っていたら 今度は洋書が減り始め、所謂サブカル系の本と写真集、 DTPとかの雑誌が増えてきて....。 結果、以前程通う事は無くなっていました。.....が、 「神保町」ならではのコンセプトを以て復活してほしいものです。

ミステリー小説

東野 圭吾「 容疑者xの献身 」を読みました。 ミステリー小説は、ここ数年殆ど読まなかったのですが、 これは文章と人物造形が素晴らしく、本当に面白かった。

ものがたり

購入していた『無極(The Promise)』のDVDを観ました。 これはあれですね。武侠片として,あるいは最近の世界市場を視野に入れた 洗練された中国映画を期待して行くと駄目でしょうね。 テリー・ギリアムの「バロン」等と同じ感覚の,純然たる空想物語です。 一部のVFX表現等に、こなれていない部分も散見され(意図して?) 気になる部分も多いのですが,とても好きな作品です。 陈凯歌らしい「タメ」の無い演出も今回は気になりませんでした。

平凡と至高

本: 北野圭介「 日本映画はアメリカでどう観られてきたか 」 微妙になんて事ないテクスト。 映画: 川本喜八郎「 死者の書 」 なんて素晴らしいんだろう。

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東京で久しぶりに雪が「積もった」 雨は気分を停滞させるが, 雪からは妙な高揚感を得る。 「ロシア式雪合戦」をせがんだり、 「かき氷」と雪の違いを 問うている子供の声。 家庭菜園用のスコップのようなもので, 前傾姿勢で雪掻きをしている壮年の男性。 雪を「鳴らし」ながら歩く、老齢の男性。 公園には「モヤイ像」を模したとおぼしき雪達磨。

元旦

会うべき人と会って,食べるべきものを食べて, 然るべき場所で祈り, 初日の出を見る前に睡魔に負けた事は忘れ, 形ばかりなれど「元旦の計」を以て豊穣なる一年を夢見て, 人気の無い商店街を散策し, 年中無休の100円ショップで白菜を買い部屋に戻り, それとなく正月気分を得るためにおしること海苔餅を食し, 葉書とメールの確認をし,次の誕生日迄の日数を留意したのち, 偏頭痛の予兆に戦きつつ, 「 BACK IN BLACK 」なんぞ聴き高揚感を得乍ら, エクササイズボールの上で背筋を延ばし, 頭痛が始まる前に部屋を出て, 近所のモスバーガーで夕食を摂り, 頭痛が収まる頃に近所の本屋で散財し, 部屋に戻る。 購入した都築 響一「賃貸宇宙」に触発されて, 部屋の改造を思いつくも,プランを練る事で 取り敢えず満足し,寝る。 ・賃貸宇宙UNIVERSE for RENT 〈上〉 〈下〉 (文庫) ・ 東京R不動産 ( 単行本 )