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Google Earth
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Windows版が出てから気になっていた 「Google Earth」がMacUpdateのサイトに挙っていました。 Versionは 3.1.0371 との事ですが,どうやらこれは, β版ですらない代物のようで,午前中にダウンロードした後, 大丈夫なのか判らなかった為, ファイルだけ落として様子をみていたんですが, 午後に入ってから再度同サイトを覗いた所, 既にファイルは削除されていました。 出自は判りませんが,まあ,自己責任と云う事で 早速遊んでみましたが,話題に成る筈です。本当に面白い。 自分の環境では,フルスクリーンにすると,画面描写がおかしくなる, 2バイト文字の文字化け等,多少不具合が有りますが, アプリ起動中の動作は,特に問題も無くスムーズに動いてますね。 感動したのが,Geographic Features を有効にした際の アフリカ大陸に於けるピンポイントの衛星写真ですね。 野生動物の移動群や,海岸での生態等, 彼の地への様々なイメージを喚起させられます。 早く公式にリリースしてほしいですね。
けせん語
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「ぐるっと海道3万キロ ”父さんがケセン語”」1986年作品 NHKアーカイブス にて放映。 宮城県気仙沼市から岩手県釜石市までの南三陸地域 に於いて「ケセン語」「ケセン人」と云う 概念を提唱されている山浦玄嗣さんの事を 紹介した上記番組が放映されました。 東京に出てくる迄は,所謂「東北地方」で成長しました。 但し親の仕事の関係で引っ越しを数回経験しました。 その為か,言葉や地族的文化の面で, アイデンティティの拠り所となる 明確なモノを持ち得ないように感じていました。 自分のバックボーンのようなものを明確に 意識して表意する事が出来る人への憧れが強いのです。 この番組で紹介された山浦玄嗣さんは, 自分は「日本人(大和の民)」ではない。 「けせん人」で有る。そのように, 自分の在るべき場所を明確に意識して 仰られています。 自分が「なにもの」であるのか。 東京と云う「地域」からも外れた位置に居る事で, 更に不明瞭になっていく,自分の「在るべき場所」。 それをなんとか明示したいが為に, 表現者を目指しているのかもしれません。 ・ケセン語大辞典 ・ケセン語訳聖書 ・けせん・ケセン語 かもめ城 ・ケセン語劇団「竈(かま)けァし座」
イサム・ノグチ展
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先月26日に「イサム・ノグチ」展へ行った。 子供向けのワークショップ的なスペースが設けられていて, イサム・ノグチの創作ノートに在る「作品」のパースのミニチュアを パズルの様に自由に組み立てて遊ぶ事が可能に成っていた。 この単純な形状を以て,あれほどの空間を描き出した訳ですから, 本当に圧倒されました。 但し今回の展示の意図は判りませんが, 触れられそうな距離で作品をみる事ができた点は良かったんですが, 「場所」も含めての彫刻である観点迄は考慮されていなかったのか, 展示スペースも持て余し気味で,彫刻作品自体の存在感を 提示するに留まっていたような気がしました。 然るべき場所で,絶対的な存在感を静かに示す, イサム・ノグチのスケール感を感じる事は出来ませんでした。 勿論,彼の作品は「場所」も含めての表現ですから, 「展示する」ものではない事の確認が出来た事と, もうこれは,実際に「場所」に行くしか無いと云う 切っ掛けを与えてくれた事が,最大の収穫でした。
STURM UND DRANG!!!
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大沢楽隊「疾風怒濤!!!」 例えば, 篠田昌已 「東京チンドンVOL.1」のような 統制されたプロフェッショナルな「チンドン」ではなく,かといって 「ソウルフラワーモノノケサミット 」のような,同時代的なものでもなく, 大衆音楽としての「ジンタ」をそのまま演奏しているから得られた音。 統制されていないうねるリズムに合わせて(!),一斉に奏される クラリネット,トランペット,トロンボーンのカオス感! このインパクトはなんなんでしょうか...。 ”ドドレミ”等,大正以後の時代を経てきたレパートリーに至っては, 元の楽曲名さえ判らず,当然譜面なんか有りません。 にも関わらず,切っ掛けの音が出た後は「なにものかの曲」に成っている訳です。 郷愁を誘われる方もいらっしゃる「音」なんでしょうけど, 僕にとっては「新しい刺激的な音」でした。 但し,この音楽は民族音楽でも,伝統芸能でも有りません。 身近な,どこにでもありふれた生活に根ざした音だった筈です。 それを「研究者がフィールドワークで収集した音」を聴くような感覚で 聴いている,自分の足許の覚束無さを再認識させられた事のみならず, 能動的に聴く事で,なんか視野が拡がったような気がしてきましたから, 不思議な魅力を持った音なんでしょうね。
石巻市北村・農民バンド「大沢楽隊」
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労働歌。チンドン。ロマ。フォルクローレ。 こんな属性を含む音楽に,つよく魅かれている身としては, 出身地に近いと云う地理的な関係からも,とても気になる存在を知った。 早速amazonで注文。どんな「おと」を聴かせてくれるのだろうか。 以下「三陸河北新報社」のニュースソースの抜粋。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■懐かしの「ジンタ」に注目 2005.11.11 石巻市北村・農民バンド「大沢楽隊」 CD全国発売 初回売り切れ/ 石巻市北村大沢の農民バンド「大沢楽隊」のCD「疾風怒濤!!」が 東京のオフノートから全国発売され、話題を呼んでいる。 楽隊の得意とする古風なブラス音楽「ジンタ」を演奏できる バンドの存在が全国にほとんどなくなったため、 物珍しさや懐かしさから聞いてみたくなる人が増えているらしい。 既に初回制作した一千枚を売り切ったといい、 CDの配給会社は「この種のCDとしては、かなりの売れ行き」と驚いている。 CD制作に向け録音したのは二〇〇三年七月初め。 旧河南町の北村地区にも大きな被害をもたらした宮城県連続地震の前だった。 その後、地震の騒動などがあり、楽隊のリーダー渡辺喜一さん(八〇)は 「録音したことも忘れていた」と苦笑。二年を経て日の目を見たことを喜んでいる。 大沢楽隊はクラリネット担当の渡辺さんをはじめ、 トランペット、トロンボーン、ゴロス(大太鼓)、ケース(小太鼓)の五人編成。 メンバーは七十−八十代と高齢になり、大沢地区の隣の涌谷町からも加わっている。 ジンタは「ジンタッタ、ジンタッタ」と奏でるワルツから命名された。 「疾風怒濤!!」には、地域の運動会やお祭りなどで演奏した ジンタの神髄とも言うべき十九曲を収録。 大正末期から伝統芸能のようにして引き継いできた大衆音楽の集大成となっている。 CDのジャケット写真は、北村地区の黄金色に染まる小麦畑を バックにしたブレザー姿の五人。農民バンドらしいたたずまいが強く印象に残る。 収録時にトロンボーンを担当していたメンバー最古参だった中塩富夫さんが昨年四月、 八十二歳で死去(現在はサックスが補充)。「完成したCDを見届けられなかったが、 奥さんが仏前で毎朝CDをかけていると聞いた。いい供養になったと思う」と渡辺さんは言う。 ぶっつけ本番で収録した呼吸が...
Andrew Lloyd Webber
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映画「 The Phantom Of The Opera 」 オリジナルキャストの「 Jesus Christ SuperStar 」。 アランパーカーの「 EVITA 」も。 久方ぶりに聴くと,やっぱりいいなあ。 全国を劇団員として巡業している時に, 移動中の車内で掛かっていた「The Phantom Of The Opera」, 「ダウンタウン物語」以降も優れた音楽映画を制作している Alan Parkerの秀作「EVITA」,そして十年来何度も見ている 映画版「Jesus Christ SuperStar」 どちらかと云えば,ブロードウェイミュージカルとしてでは無く, ”映画”音楽として接してきたAndrew Lloyd Webberの音楽ですが, まとめて聴いていくとやっぱり「Jesus Christ SuperStar」が一番好きですね。 その中でもDeepPurpleのIan Gillan等HR畑のメンバーによる 荒々しい,けれど情熱的なオリジナルキャスト版が好きです。 映画版のキャストの方が巧いんですけどね。 The Phantom Of The Opera は舞台版は好きですが, 映画版は音楽以外微妙でした。 映画版は,それぞれのキャストが熱演していると云うのに, 豪華な背景を含めた全体を俯瞰してとらえる事に 熱心なカメラワークのせいで,曲の意図, 登場人物の心理等の表現に失敗している気がします。 映画なんだから,在る意味説明的な意図を含んだカメラワークをしても よかったんじゃないでしょうか。 舞台は,観客が視線を自由に移動して注視ポイントを持てるけれども, 舞台と同じような空間設計が為されたセットで 全体をとらえるカメラワークにする事で 面白くなるタイプの作品では無かったと思う。 とても惜しい映画でしたけど,重厚な音楽のアレンジと, 感情ほとばしるGerard Butlerのヘタウマ?なボーカルは素晴らしかった。